メルマガ注目記事
【コラムその55】発声運動エクセサイズ バージョン2へアップデート
【声本時評】 西山耕一郎 (著)『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』
【コラムその51】 『丸い球が飛び出すイメージで声を出せ』と言われたら
【事例紹介04】脳梗塞に廃用症候群を合併した過緊張発声の70代女性
【事例紹介02】パーキンソン症候群、声が全く出ない70代男性
【コラムその18】森山直太朗さんのカラオケ上達方法が気になる
メルマガ登録はこちら(メアドを入力して下さい)*現在休止中
はじめに|発声運動エクセサイズとは
・発声運動エクセサイズとは、解剖学と運動生理学に基づき、発声に関する筋肉を鍛えることにより、声の問題の軽減・解消を図ろうとする発声トレーニング法です。
・発声の問題とは、「声が出しにくい」「声がかすれる」「声がつまる」 「声が小さい」「声が続かない」など、声に関してお困りの状態を指します。いわゆる発声障害・音声障害と診断される段階から、個人的にお悩みの段階まで含みます。
・発声を運動として捉え、科学的根拠に基づいた運動トレーニングにより発声の問題の解消を目指す方法であることから、この発声トレーニングを「発声運動エクセサイズ(発声運動エクセ)」と称します。
・発声トレーニングはすでに様々な方法が行われています。しかし抽象的なイメージトレーニングを重視した方法や経験に基づいた主観的な方法も多く、実施が難しかったり、ご本人の努力が非常に必要であったりして、効果はあっても必ずしも行いやすいものではありませんでした。
・また従来は腹式呼吸や腹式発声の重要性が非常に強調されていました。効果的であっても現実には習得が難しく、挫折する方も多かったと思います。発声運動エクセではこれを基本的に求めません。
・発声運動エクセは、筋肉を鍛えることにより、筋肉をその構造から作り変えることを目的としています。それにより自然に発声が変化することを目指すものです。その意味では、発声の工夫をしたり、新たな発声法を学習するといった従来の方法とは根本的に異なります。
・発声運動エクセでは、どなたにも解りやすいよう、フローチャートでプログラムを決定します。強化すべき解剖学的部位(筋肉)を特定した後、「ストレッチ」と「負荷運動」という二つの手段を主に用いて、呼吸筋・喉頭筋などの柔軟性と可動域改善・筋力増強をさせ、発声の問題の軽減・解消を図ります。
・発声運動エクセは筋肉に直接働きかけますので、自ら積極的な実施が難しく、筋力が低下していることの多い、高齢者・認知症・廃用症候群などのケースに特に適していると考えられます。言語聴覚士が行う発声リハビリテーション法としてもお薦めです。
・ぜひこの「声の筋トレ」をお試し下さい。
*発声トレーニングは実施者により、発声トレーニング・ボイストレーニング・発声練習、または発声訓練・音声治療・ボイスセラピー・発声リハビリテーションなど様々な呼び方がなされます。おおむね前者はスーパーノーマル(上達者)を目指すトレーニング、後者は治療を目指すトレーニングを指します。「発声運動エクセサイズ」はこの両者を含めた意味で用いています。
発声運動エクセサイズ バージョン2
・発声運動エクセサイズはバージョン2にアップデートしました。より使いやすくなっております。ぜひご覧下さい。
当サイトおよび発声運動エクセサイズ研究会のご案内
・当サイト及び研究会は「発声運動エクセサイズ」の普及・発展を目的とし、ボランティアで運営されています。
・当研究会では、発声の面白さ・深さを、わかりやすくゆかいにお伝えするメールマガジン『発声は面白くて深い!Let's声の筋トレ』(無料:不定期刊)を発行しております(現在休止中)。
・メルマガではこれまで「発声&運動トレーニングトピックス」「気になるボイスコラム」「事例紹介」「声の相談室」などの記事を掲載しました。
・過去記事の「発声のワンポイント解説」「Q&A」「10年後の発声トレーニング」なども公開しております。
発声運動エクセサイズを始めたい方は
まずアセスメントをスタート
発声運動エクセサイズの概要を知りたい方は
→「発声運動エクセサイズの概要」のページへ
メルマガを購読してみたい方は
→「メルマガのご案内」のページヘ
更新情報
2018/04/02 「発声運動エクセサイズ」バージョン2 アップデート
メルマガvol55発行
2017/02/27 メルマガ隔週刊から不定期刊へ移行
2016/06/01 「発声運動エクセサイズ」改称
「発声運動エクセサイズ研究会」改称
2015/02/02 メルマガ創刊
2015/02/01 旧発声フィジ・エクセ研究会サイト正式公開
2014/05/18 アクセスカウンター設置
2014/02/01 ウェブサイト公開